インタビュー

経営者「村瀬孝司」会社の働きやすさ・評判は?

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インタビュー

今回は当サイトの立ち上げにご協力いただいた村瀬孝司氏に、経営手法や会社の働きやすさについて、伺いました。
お話の中で起業に至った経緯、働いている社員への給料やモチベーション管理、口コミや評判の重要性、社長業を続ける秘訣について教えていただくことができました。
ぜひ最後までご覧ください。

お話を伺った経営者

氏名
村瀬孝司
年代
20代後半
事業
飲食事業、WEBコンサルティング
年収
非公開

「村瀬孝司」氏が起業に至った経緯

--本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、村瀬孝司さんが起業した経緯について教えてください。

よろしくお願いします。
元々私は会社員になろうと思っていなかったからですかね。
アルバイトは学生時代していましたが、大学卒業後の会社員経験は2年ほどです。

--なぜ会社員にならないと決めていたんでしょうか?

高校時代、真剣にプロ野球選手になろうと目指して野球漬けの毎日を過ごしていました。
ただ高校2年生のときに肩を壊して野球を引退。
現在活躍されている大谷選手のように野球人生のノートを書いてましたが、それがいきなり終了となり、2か月ほど落ち込みました
その後落ち込んでもしょうがないと気持ちを切り替えて、飲食店でアルバイトをはじめ、そこで高校・大学在学中働き仕事のやりがい、面白みを経験して飲食店を経営しようと決めました。

--具体的なエピソードを教えていただき、ありがとうございます。
飲食店で働いて良かった点について教えていただけますか?

私が勤めていたお店は、いわば大衆居酒屋で、お客様との距離が近く、そこでの会話が楽しかったことです。
会話の内容は馬鹿話が多かったですが、常連さんに恵まれて色々な話しを聞くことができました。
ただ、団体で外国人のお客様が来店されたときにいつもなら会話に参加している私は何もできなかったことがありました。
たまたま同僚と常連さんが英語が話せたので、いつも通り楽しい場を提供することができたのですが、
何もできなかった自分が不甲斐なかったので、それをきっかけに英語を学ぶため短期滞在ですが単身渡米しました。

--それはすごい行動力ですね。英語がしゃべれないのに怖くはなかったですか?

かっこつけるわけではありませんが、怖さより興味が上回ったといったところでしょうか。
理系出身なので知らないことがあると挑戦したくなるんですよ。
ただ当時はもうスマートフォンが普及してたので、わからない言葉があっても検索すればどうにかなりました。
時代に恵まれていたし、二つ返事で海外に行かせてくれた両親に感謝ですね。
帰国後、アルバイトしていた居酒屋に正社員として2年間働き、独立しました。

--なるほど、ありがとうございます。独立する資金などはどうされたのですか?

自己資金では足りなかったので、勤めていた居酒屋のオーナーにお金を借りました。
また店長には居抜きのいい物件も紹介してもらい、初期費用はかなり抑えることができました。

働いている社員への給料やモチベーション管理

--経営者となり、村瀬孝司さんは変わりましたか?

前述通り、元々起業志望でしたので、基本は変わっていないと思いますが、とにかく人との付き合い方の重要性を感じましたね。
開業仕立てのときは、働いてくれるアルバイトさんに一方的に求めすぎて失敗しました。
接客態度のダメ出し、調理スピードのダメ出し、その他にも細かいダメ出しを多くしていたら、3か月後にはかなり人数がいなくなり最悪でした。

--なるほど、その問題はどうされたのですか?

まずは何も工夫することなく人に求めるだけの自分がダメだということを反省しました。
次に人に求めるレベルどこまでにするか、どこまで上げることができるか、明確な採用基準と人材を育てる仕組みづくりを設けました。

ちょっといやらしく思われるかもしれませんが、わかりやすい例を出すと給料を高めに設定しました。

賃金は自分が居酒屋社員として働いていたときに感じていた唯一の不満でしたので、「働いてくれる人に求める以上、相場より給料を高く支払う!そのかわりに求めるレベルも下げない!」この方針にしました。

--「相場より給料を高く支払う」その結果はどうでしたか?

明らかにモチベーションが変わりましたね。
ただ人は慣れが出てきますから、一時的に上げたモチベーションを維持させることは今でも苦労しています。

口コミや評判の重要性

--いろいろとお話を伺ってきましたが、最後に質問です。村瀬孝司さんにとって経営とはなんですか?

人がどんどん辞めていけば経営は成り立たない、経営とはいかに人を大事にするかだと私は考えています。
今ではこんな私の考えに共感してくれる方の口コミで、門を叩いてくれる人もいます。
謙虚な姿勢と人を大事にする心を忘れないでお店の評判を上げていきたいと思います。

--ありがとうございました。

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