IT・通信系

NIPPON Platform 代表取締役会長 高木純の沿革

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
高木純CEO

NIPPON Platform株式会社(代表取締役会長 高木純)は「日本をキャッシュレス化する」をミッションに掲げ、様々なキャッシュレスソリューション提供企業。
※2018年9月25日に株式会社NIPPON PAYからNIPPON Platform株式会社へ社名を変更。日本キャッシュレス化するために加えて、「中小個人商店を中心とするおみせ活性化を起点とした地域創生・地方創生を実現」このビジョンを進めていく

会社概要

法人名
NIPPON Platform株式会社(旧株式会社NIPPON PAY)
設立
2016年10月
その他経営陣
菱木 信介
事業内容
スマート決済プラットフォーム事業、おみせプラットフォーム事業
本社
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-14-5-3F
HP
https://nippon-platform.co.jp/

高木純氏インタビュー

ニッポンプラットフォーム創業者 高木会長インタビュー30分 2019年1月22日

【パーソナリティ】
はい、では配信させていただきます。
本日はですね、NIPPON PLATFORM株式会社の代表取締役会長でございます高木さんにいらしていただきました。
今日はよろしくお願いします。

(拍手)

あのNIPPON PLATFORMさんはいわゆるキャッシュレス社会に向けての事業をされていらっしゃると思うんですけれども、どういう事業をされていらっしゃるのか、今配信を見ていらっしゃる方に簡単にお話していただきたいなと思いまして。

【高木純】
まだ若い会社でして、2016年9月10日がスタートだったんですけど、ちょうど私の40歳の誕生日記念で、人生1回なので、自分の身体が頭とリンクして動ける間にスタートしようということで、40歳からまあ一念発起して立ち上げた会社なんですが。
創業当初から変わらずに続けていることっていうのが日本のキャッシュレス化っていうところがテーマでして。ただですね、やってみて3年目なんですよ、1年半経ったぐらいからですね、あまりキャッシュレス化というものが日本の方は興味がないなぁということに気づきまして、このままでは社会に埋もれてしまうということで、キャッシュレス化ともう一つ別の軸で中小個人商店を中心にですね、お店の活性化を通じた地域創生、地方創生ということを一つのビジョンとして加えていこうと。
今2つの角度で展開している会社です。

【パーソナリティ】
あーそうですか。
今こう関心がないんだという風に思われたという話があったんですけど、なんかこうキャッシュレス化っていうのがここまた1年ぐらいいろんな変化があったかなぁと思ったんですけど、これまではやっぱり日本でなかなかキャッシュレス化が進みづらかった理由があるんですかね。

【高木純】
そうですね。僕が元々キャッシュレス化に興味を持ったのが2013年から2014年に、8ヶ月一人で世界を回る旅をしたんですね。
色んな国回ったんですけどそのときに初めてアフリカのケニアに訪れることがありまして。そこでケニアの方々がキャッシュレス化しているっていうのを、今から5年ほど前にもう自分の目の前で見たんですね。
その時に感じた事っていうのがテクノロジーの向こう側がキャッシュレスじゃないんだということだったんですよ。スマートフォンもない、銀行のATMも銀行自体もないにもかかわらずキャッシュレスになってるっていう現状が、その、僕はきっと日本社会はいつかキャッシュレスになるというのは昔思ったことがあったんですけど、ちょっと自分のイメージする進化の向こう側のキャッシュレスではなかったことが僕が興味持ったきっかけだったんですね。
その後中国とか他の国のキャッシュレスを色々勉強しまして東ヨーロッパとか、韓国のキャッシュレス事情とか、そうすると国ごとにキャッシュレスを進行するやり方とかスピードが違うということが分かりまして、最後に分かったのは日本が一番キャッシュレスしにくい国なんだなというのが僕のなんかこう分かったことと言うかですね。
まず、治安がいい。それから清潔なので、使っているお札とか硬貨が綺麗、で治安が良いって言いましたけど、治安がいいことによって盗まれたりとか襲われたりとかということがありませんので。
アフリカ行ってATMで現金を出して振り向いた時の怖さと、日本のATMでお金出して振り向いた時の怖くなさと。そういういろんな道徳観
とか平和なところとか清潔感とかですね。日本社会のキャッシュレスがなかなかうまくいかないポイントがわかってきたかなと。

【パーソナリティ】
でもそこに先ほどの地域の話とかまた絡んでくるといわゆるキャッシュレスと連動しながら、色々こう貢献っていいます新しいことって結構あるんですかね。

【高木純】
そうですね、ゲームみたいにプラグアンドプレイでキャッシュレスになると思い込んでたのが2016年なんですよ。
特にその中国のWeChat PayとかAlipayとかみたいにこれは世界中こうなるんだろうなって社会の人たぶんみんなそう思ったと思うん
ですけど、現状じゃ2018年去年、例えば100億円使うヤフーソフトバンクさんのPAYPAYいう会社が生まれたりLINEpayさんが大量の広告伝しても、じゃ社会キャッシュレス化したかというと実はそうでもないんですね。
政府とかそれから事業者の方々はすごく今キャッシュレス、キャッシュレスって言ってるんですけど、お店の店主さんとか特に地方の店主さん、それから地方の消費者の皆様はまだまだキャッシュレスのキャも興味がない。
なにに皆さん興味があるのかというと、自分の店がキャッシュレスで儲かるなら、興味がある。自分の住んでいる街がキャッシュレスで良くなるなら興味があると思う。
この観点が僕ら欠けてたんだなっていうのを去年前半に気づきまして、で、1年かけてただテクノロジーのキャッシュレス押し付けるんじゃなくて、温かみのあるなんかこう商店の方々にとって消費者の方々にとって役に立つキャッシュレスのあり方みたいなものを作ろうというので結構苦労しまして。

【パーソナリティ】
そうすると具体的には地方に行かれながらいわゆるお店の支援と言いますか、そういうところに絡んでくることもあるということですか。

【高木純】
あります。
もう両軸でやってまして、僕らのやりたいことはキャッシュレスなので、世界中のキャッシュレスブランド、日本国内のキャッシュレスブランドと全方位で提携をして、それがお店で簡単に使えるようにタブレット端末まで無料で我々はお貸し出しをするというモデルを基本的にはやってるんですね。
ただですね、こうすれば世の中全部がキャッシュレスになると思ってるのは僕らの思い込み違いで。
日本社会の最大の敵はですね、タダより高いものはないというその文化。僕らが先行投資して、お金を調達して、自分たちで投資して作って無料で商店街に持っていくんですけど無料だから怖がられるんですね(笑)

【パーソナリティ】
逆に何があるんだこの先に、と(笑)

【高木純】
そうなんですよ。
なので逆のサイドから行こうと。どうすれば怖がられないんだろうか、と。
どうすればもっと皆さんに受け取ってもらいやすくなるんだろうか、ということでちょうど今年4月から始めたのが「おみせ応援プロジェクト」という展開なんですよ。今NIPPON PLATFORM株式会社があるんですけど、これとは別にプロジェクトベースの一般社団法人NIPPON応援団というのを立ち上げました。こちらでですね、3つの展開をしているんですよ。
「おみせ応援プロジェクト」に参加するのは無料なんですね。社会運動として全国の地方地域のお店を活性化させようというプロジェクト。お店の店主さんが参加していただくともれなく「おみせ応援キット」っていうのが届くんですね。受け取ってお店の活性化の準備をしてください、と。
実はこの中にタブレットが(笑)

【パーソナリティ】
ああそういうことですか!いいですねぇ。

【高木純】
見せ方を変えただけなんですよ。
やっとうまくいったんですよ。

【パーソナリティ】
それはいいですよね。目的持って参加してもらって、ですからね。

【高木純】
今まではなんか例えばスーツ着た僕が商店街に行って、ウチのタブレット端末はNIPPON tabletっていう名前なんですけど、それを持って行くじゃないですか、そしたらもうスーツ着てる人が商店街に来た時点でもうアウトなんですね。
さらにNIPPON tabletいかがですかっていた瞬間もうひどい話だと、タブレットは病院でいっぱいもらってるからいらないと、薬はいらないと。いや違いますよ、と(笑)
お店に役立つタブレット端末なんですよ、と。
もう笑い話のように聞こえますが本当にあったりですね。
ようやく怖がられるところが落ち着いてきたというかですね。

【パーソナリティ】
でもこういわゆる無料で配られているわけですが、決済の方で事業を展開していらっしゃるんですか。

【高木純】
そうですね。元々はもっと簡単に稼げると考えていたんです。
例えば決済手数料をお店から頂戴して、我々がその決済手数料の鞘を取れれば大きなビジネスになるんだと思ってたんですけど、そうは問屋が卸さなくてですね。もう世界中の決済ブランドは決済手数料ゼロに向かっていますので、あれ?と。このままじゃ僕ら人のために展開して、何も稼げない時じゃないかと。
と、いうことで今タブレット端末の決済以外の機能を続々追加していってるんですよ。
もちろん無料のサービスもあるんですけど月額例えば数百円から数千円の、お店に役立つサービスを横に置いておいて、お店によってそれ使われると我々に幾ばくかの手数料をもらえる、と。
僕ら自分たちで全部作るのは大変なので、タブレットにですね遠隔でアップグレードできるソフトウェアというのはもともとインストールをして、SIMカード、低速のデータ通信SIMカードを入れてレンタルしてるんですね。
なので例えば新しいパートナー会社さんと提携をしてサービスができたらそれを送り込むことができるんですよ。
今はもう我々約2万5000台ぐらいのタブレット端末が日本に今設置されているので逆に色んなサービスを持ち込み頂いて、我々が見て、このサービスお店の役に立つと思うものをお店のタブレットに送り込んで、使っていただけると我々にいくらかの手数料が落ちるみたいなモデルになってきてまして、まさにプラットフォーム。

【パーソナリティ】
それはいいですよね。なぜかというとお店の方はもう負担がないですよね。
純粋に決済のタブレットあって、でもそこから何かかかるわけではないから。
色んなサービスを提供したい方にはありがたい話ですよね。

【高木純】
継続して20~30社は色んなサービスを持ち込んでいただいて、品評会を我々の社内で、お店にとって本当に役に立つかとか、価格帯がどうなのか、とか。あとは特に中小個人商店の皆様ってITリテラシーがそんな高くないので使い心地ですよね。
そういうものがあの問題ないかをチェックして良ければお店のタブレットに向けて配信していくと。

【パーソナリティ】
具体的にはどういうサービスが採用されているんですか。

【高木純】
訪日外国人の見えになる店舗様では通訳とか、それから免税申請書類の作成サービスとか、そういうものが使われたりしてます。インバウンド訪日外国人向けに限らず、その他のお店で使われている多くは集客。スタンプカードをデジタルで簡単に発行できるサービスですとかそういうものが結構使われてますね。

【パーソナリティ】
確かにそういうのは便利でいいですよね。
なるほど、本当に日本のお店の応援パッケージ、まさにそうですね。
2019年、この先は日本中にどんどん広げていくということですか。

【高木純】
そうです。2020年の末までに僕ら50万台のタブレット端末を日本の社会に出していこうっていう計画なんですね。簡単に言うと僕らが直接工場で今タブレット製造しているメーカーになってまして、ざっくり今1台1万円ぐらいで製造すると仮説を立てたとしたら、50万台で50億円なんですね。50億円の先行投資をして、インフラをつくって、その後社会をよくするとともにどれぐらい稼いでいけるのかという事業をやっているというのが我々の今の事業でして。
本当はこんなにお金かけるつもりじゃなかったんですよ(笑)
最初はもう本当に有名な決済ブランドと提携して、それをお店に紹介して、決済手数料の鞘が抜ければ、これはしめしめと思ってたんですけどそうは問屋がおろさないので。
ただなんかこう社会のインフラって考えたときに50億円って小さなサイズですしね。東京都の予算とかなんかし例えばなんだったらこう渋谷区と港区とか中央区とかの予算から考えたら50億ってそんなに大きくないじゃないですか。もちろんベンチャー企業からしたら大きいですけど。
まあその社会のインフラを作らせて頂いてるんだと。それなりにこう持続、継続的に残っていかないといけないものなのでまあ覚悟してやっていこう、ということで50億円のお金をかけようというそれはもう覚悟して今進めていまして。

【パーソナリティ】
資金調達はどうされたんですか?

【高木純】
ちょうどですね、元々自分が持っていた自己資金で始められて、去年資金調達をさせて頂いて、約12億5000万円の、いろんな仲間というか同志の方々、個人投資家の方もいれば会社の資金を出していただいた方もいて、そのお金が今集まっています。
今年また大きな資金調達の少ししようと考えていまして、仲間のその方々を通じて同志になっていただける方々をまた集めたりをしているんですけど。
この2月末から3月の前半にかけてまた投資家の方々、いろいろお声がけをして一緒にインフラ作りましょうと社会変えましょうということをやっていくという予定です。

【パーソナリティ】
実際にこうお店に50万台もタブレットが入ったらこれはちょっと業界変わってきますよね。

【高木純】
そうですね、僕ら調べたところですね、120万店舗くらい中小個人商店というのが日本にはあるんです。ほとんどその地方ですね、47都道府県の中で東京よりも、他のエリアの方が圧倒的に中小個人商店が多いと。
コンビニとかドラッグストアとか百貨店とか家電量販店みたいな大型店、それからリクルートさんはエアレジっていうipadのレジのサービスやっていて、これが設置されているのは30万ぐらいあるので、それ以外の取り残されているおじちゃんおばちゃん、下手したらおじいちゃんおばあちゃんのお店が120万くらい置いてきぼりなので、そこが僕らのターゲットですね。

【パーソナリティ】
なるほどそういうことですか。
でもお店とすればありがたいですよね、そういうレジとか、導入コストがかからないのでキャッシュレスも当然進みますし。
そうするとエアレジさんは競合になるんですか。

【高木純】
エアレジさん側から見たら、すごい怖い会社だと(笑)
僕らは別に共存しようと考えているので、たまたまそのエアレジさんのマーケット、その上がいわゆるコンビニとかドラッグストアなどの大きな機械が入っているところですよ。その下がぽっかり空いてたので当然参考にしますよね。エアレジさんのビジネスモデルも。
やっぱり参考にさせていただいた以上はそれを改善してますので、そうするとですね、エアレジさんのこのマーケットと僕らの一番下のマーケットのこの間のところは当然少しずつ変わっていきますので面白いのがipadを買ってエアレジさんのサービスを使ってらっしゃる店舗様が落としてipadを割った時にうちの無料のタブレットをお使いになるというもケースも結構出てきています。
僕らの社内では、もちろんリクルートさんの悪口ではないんですけど、エアレジのipad落として割れるのを待とう、と(笑)

【パーソナリティ】
確かにサービスっていうのは当然あると思うんですけど、お客さんのタイミングっていうのは様々なシーンで生まれますからね。サービス設計の時には見えないけども実際使っている最中にそういうのが見えてきたりしますよね。

【高木純】
競争が僕好きじゃないので、誰も展開していないところで新しいことをする。人からみたら無謀に見えたりはするかもしれないんですけど競争して他人のそのシェアを奪い取って勝つということはあんまり性格上好きじゃなくてですね、ただ今回最初僕が中小個人商店にタブレット無料でレンタルするなんて言った時は社内全員が僕を抑えました、何言ってるんですかと(笑)もうそんな世界でした。タダだって言った瞬間、オイオイオイって。

【パーソナリティ】
なるほどですね。
あと会長に伺いたかったんですが、漫画を見させていただきまして、これを定期的に作られていらっしゃるのが面白いなーと思ったんですよね。

【高木純】
難しい言葉とか、長い話とか、あまり好きじゃなくてですね。
特に僕は1976年生まれで漫画世代なので、どうすれば的確に短く早くわかりやすく伝わるかなと言うのでこだわってるのが漫画なんですね。
毎月1話は漫画を漫画家さんと一緒に作ってまして、創業から今日までのストーリーを社内にずっと漫画で配信してるんです。今お手元にあるその漫画はちょうど9月25日に社名変更、NIPPON PAYという会社名からNIPPON PLATFORMに変えるところまでの創業の物語を漫画にしたためている6話分がまとまっていまして。うちのウェブサイトで無料でダウンロードできるようになっています。
どれくらい僕らが紆余曲折してやってきたかが分かっていただける。
そのウェブサイトの真ん中あたりにバナーをクリックしていただくとダウンロードが無料でできます。

【パーソナリティ】
お名前を入れて、ダウンロード出来るという事なんですね。
いつでも、今、ホームページアクセスすればすぐ見れちゃうってことですか。

【高木純】
はい。この我々の創業ストーリーの漫画とですね、あともう一つは店舗の皆様にもタブレットの使い方を漫画で学んでいただこうということで、これはおみせ応援キットとしてタブレットを送る時に同封させて頂いたり、全国で開催しているおみせ応援プロジェクトのセミナーでお配りさせていただいているものなので。こちらも今日現時点では多分amazonでの販売しかしてないと思うんですけど、希望者には無料で共有しているものなので、NIPPON tabletのウェブサイトでダウンロードできる準備がまもなく整うんではないかと思います。

【パーソナリティ】
これはいろいろストーリーは会長がいろいろ考えながらやるんですか。

【高木純】
はい。なんか面白くないとやっぱり人って読まないじゃないですか。
だからこのパンフレット活用してお店を繁盛させる方法はなんかサザエさんみたいになってまして、鶴亀商店街というところが舞台で、最初批判的な、「そんな新しいもんなんかいらねー」みたいな、そういう方々が、「お、ちょっといいんじゃないか」って言って、段々味方になって口コミまで手伝って頂くっていう。今ちょうどそのおじさん出ているじゃないですか、新山一郎さんっていうんですけど、最初もうすっごい否定的なんですよ(笑)
後半はもう、鶴亀商店街のことを他の商店街にどんどん口コミするくらいの大ファンになっていくんですけど。

【パーソナリティ】
こういうユニークな展開でアプローチをしている会社も少ないですよね。

【高木純】
そうでしょうね。なんかこう、かっこいいキャッシュレスとか、それから安いとかすごいとかという世界観はあるんですけど、温かみのあるそれから思いやりとか優しさのある世界観ってキャッシュレスの世界にないので、そういうものを僕ら提供していきたいなと思ってまして。

【パーソナリティ】
確かに今キャッシュレスを使っていない方って、さっき仰っていましたけど、地方の方はいわゆるそんなにITを機能だけ聞けばすぐわかるっていうタイプの方ではないですよね。
そのときになんかストーリーとか相手の側に寄ってあげて、伝えてあげたら、これは確かに分かりやすくていいですね。

【高木純】
特に日本はやっぱり高齢化社会になってきているので、インターネットで情報を取られている層というのは30代40代が中心だと思うんですけど、社会全体の文化作ってるのってやっぱりもう60,70、下手したら80代の方々なので、その方々の心に何か届く展開をしないと社会って変えていけないし新しいインフラなんかもそれこそ難しいと思うので。

【パーソナリティ】
そこを理解されて、これまでとはやっぱ価値観が違うアプローチになっていくわけじゃないですか。そこの判断ができる柔軟がすごいなぁと思ったんです。

【高木純】
いやもう、究極の負けず嫌いなので、やっぱりどうすれば勝てるのかって考えたらこう絶対に負ける方向に向かってたら良くないじゃないですか。だから絶対に勝てる所はどこだろうと探していった結果、そうなってくるんでしょうね。

【パーソナリティ】
そのときはでも過去に自分がこれだと思ったものは、ちょっと1回客観的に見直してっていうことですもんね。

【高木純】
そうですね。基本的に僕は旅人属性なんですね。
15歳で社会に出た経験があるんですけど、そこからずっと、ことあればいろんな旅を通じて学びが今まであったので。特に今回のこのNIPPON PLATFORMという事業の背景にはやはりその2013年から2014年に8ヶ月ぐらい旅をした、その生まれて初めて世界中を回って、行ったことも見たこともない国の人たちと触れ合ったという経験がやっぱりは背景にはあるんだなという風には思いますね。

【パーソナリティ】
確かにそれによって人のコミュニケーションというか人が大事にしてる物っていうのがうまくテクノロジーと相まっているという、そういうことなのかもしれないですね、お話を伺っていると。

【高木純】
せっかく地球に生まれてきたからには地球人として生きてみたいというか。
日本にはやっぱりお世話になっているので日本の役に何か立ちたいという考え方ですね。

【パーソナリティ】
ちょっともう一つもうちょっとのお時間で伺いたいんですけど、海外事業の部分も今後いろいろ力いられるような話を伺ったんですけれども、そのあたりはどういう風に考えていらっしゃるんですか?

【高木純】
これは大きく二つの考え方持ってまして、一つはやっぱり中国一本方向に日本社会が向いてしまっているのをもうちょっと分散したいという。具体的には今訪日外国人の方々で一番お金使っていただいているのは中国の方々で1兆7000億円くらいのお金を年間使っていただいてるんですよね。それ以外の方を合計するとまぁ4兆とか、それがこうどんどん今増えていっているんですけど。
実はですね、インバウンド=中国の人たちをもてなしするみたいな空気感にちょっとなってるんですよ。私ちょっといろいろ調べてみたら、台湾それから韓国、香港、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、このあたりの方々で日本にお越しになっている訪日外国人の消費額を足すと中国超えるんですね。1兆8000億円ぐらいになるんですよ。
だから、あれ?と、中国中国爆買をおもてなしだ、ってやっているのってちょっとズレてないかなと。東南アジア各国の方々をこれから経済成長する国々をおもてなししていくっていうのが継続して日本社会をよくしていく一つのポイントなんじゃないかなと気付いたので、いろんな世界の、東南アジアを中心に、その国の決済ブランドが日本で使えるようになればより便利になりますよね。
それが一点と、もう一つはの2021年東京オリンピックの後でさえ、おそらく、第六感なんですけどやっぱり景気ってよくなくなるんじゃないかな日本、と思っていまして。その時ってやっぱり日本の決済ブランドなり、日本の中小個人商店が世界に出て行かないといけないっていうのが起こると思うんですね。なのでその準備というか、そういうことを僕が出来ればいいなと思って、今進めています。

【パーソナリティ】
そううことですよね、そこで海外と色々なつながりを作っておいて、2021年の終わりの頃には、スムーズにいけるような、そんな段階ということですよね。
そうですよね。なかなかこう日本の会社さんが海外ってちょっと大変ですよね。

【高木純】
キャッシュレスの導入もそうなんですけど、特に海外進出って中小個人商店にとっては夢のまた夢のむこうで大企業だけがやるものだっていうことがなんとなくがあるんですけど、でももうご存知の通り高齢化社会で日本中空き家になっていたり、高齢者になってどんどん日本人の消費は国内では低迷していって、東京オリンピックきっかけに日本大好きになって、それが外に広がっていくという時に少しでも中小個人商店の皆さんが世界に東南アジアを中心に関わるきっかけを僕らが作れたらなあと。
これって中国のアリババグループのジャック・マーさんが創業時に掲げた、世界中と中国の中小企業を結ぼうっていう発想とちょっと近しいと思ってまして、そんなことができたらと。
1回の人生なので楽しいかなと。

【パーソナリティ】
色々海外周られたご経験もあるから、その辺の(判断?)もあるんでしょうね。

【高木純】
そう思います。なんか僕は結構歴史の中の人に重ねたりとか、尊敬する人に気持ちを重ねたりしていろいろ考えることが多いんですけど。

【パーソナリティ】
ちなみにどなたを尊敬されているんですか?

【高木純】
さっき名前出したんですけど、アリババグループのジャック・マーさんは僕誕生日同じなんですよね。1964年生まれの9月10日がジャック・マーさんで、僕が12年あとの76年9月10日なので。ジャック・マーさんも俺はドラゴンだ、辰年だ、と仰っていて、僕もドラゴンなので勝手に自分はジャック・マーぐらい世界に何か貢献できる男なんだ。みたいな、そんなことを言ってたりするんです。だからのソフトバンクの孫社長みたいな人、僕に投資してくれないかなとよく言っているんですけど(笑)

【パーソナリティ】
なるほど(笑)わかりました。
あのそろそろちょっとお時間が…是非この漫画、ここに思いが詰まっていると…

【高木純】
そうです、ぜひ読んでいただきたいですね。
創業時から今日までの…思いっきり失敗談だらけで、紆余曲折ばかりです。

【パーソナリティ】
企業家も応援されたいって言ってらっしゃいましたね。

【高木純】
はい。
 
【パーソナリティ】
では今日はこういう形で、以上でございます。
本日は誠にありがとうございました。

【高木純】
ありがとうございました。

(拍手)

NIPPON Platform(代表取締役会長 高木純)の沿革

2016年10月

設立

2016年に株式会社NIPPON PAYを創業。「日本をキャッシュレス化する事で、日本の国家運営コストを激減させ、日本の経済成長を促進する。」を事業ビジョンに掲げ、様々なキャッシュレスソリューションを展開

2018年2月19日

株式会社NIPPON PAY 社長就任と新経営体制発足のお知らせ

株式会社NIPPON PAY(本社:東京都中央区、以下 NIPPON PAY)は、2018年2月8日付けで、高木 純(たかぎ じゅん)が、同社の代表取締役社長に就任したことを発表します。また、これに伴い同社及び100%子会社であるNIPPON Tablet株式会社の新経営体制もお知らせいたします。
引用元:https://www.sankeibiz.jp/business/news/180219/prl1802191044021-n1.htm

2018年4月19日

株式会社NIPPON PAYと株式会社リバースプロジェクト キャッシュレス化を…

株式会社NIPPON PAYと株式会社リバースプロジェクト キャッシュレス化を推進し、全国各地の地域ビジネスを活性化!合弁会社「リバースプロジェクトネクスト」設立のお知らせ
「人類が地球に生き残るため」をテーマに、新たな価値とモノの創造、さまざまな社会貢献活動を行う株式会社リバースプロジェクト(本社:東京都港区、代表:伊勢谷 友介、共同代表:龜石 太夏匡、以下 リバースプロジェクト)との合弁会社として、「株式会社リバースプロジェクトネクスト」を設立いたしました。
引用元:https://www.sankeibiz.jp/business/news/180419/prl1804191322078-n1.htm

2018年4月26日

NIPPON Tabletと大阪・泉佐野市が訪日外国人へのサービス向上で連携…

NIPPON Tabletと大阪・泉佐野市が訪日外国人へのサービス向上で連携 関西国際空港など市内の観光施設でモバイル決済機能付きタブレットの実証実験
ニッポンタブレットは、モバイル決済サービス事業などを手掛けるNIPPON PAY(ニッポンペイ、代表者 高木純)の子会社で、2016年に設立。日本のキャッシュレス化を目指し、17年11月ごろからは自治体に多機能タブレット端末を無償で提供する取り組みを進めている。
ニッポンタブレットによると、これまでに大阪府泉大津市や東京都稲城市など全国の約10自治体と連携協定を結び、タブレット端末を提供。地域に住む外国人への生活相談や、外国人客も多く訪れる観光施設やイベントなどで活用されているという。
引用元:https://www.paymentnavi.com/paymentnews/73779.html

高木純

NIPPON Platform 代表取締役会長 高木純(右)

2018年5月10日

NIPPON PAY代表取締役 高木 純が台湾政府主催セミナーにメイン講師…

NIPPON PAY代表取締役 高木 純が台湾政府主催セミナーにメイン講師として登壇、日本×台湾でキャッシュレス化推進へ
「日本をキャッシュレス化する」をミッションに掲げ、様々なキャッシュレスソリューション提供する株式会社NIPPON PAY(本社:東京都中央区、以下 ニッポンペイ)の代表取締役社長で、一般社団法人日本キャッシュレス化協会専務理事を務める高木 純は、去る5月7日に台北市にて開催された台湾政府主催の「キャッシュレス化促進セミナー」にメインスピーカーとして登壇、台湾政府関係者や台湾を代表するモバイル決済・QR決済関連企業代表者ら約70名を前に、日本におけるキャッシュレス化の現状と課題、さらにニッポンペイが取り組んでいる各事業について詳しく解説しました。
引用元:https://www.sankeibiz.jp/business/news/180510/prl1805101233092-n1.htm

2018年6月4日

【6月21日開催!参加者募集中】Amazon Pay、pringから豪華講師が登壇…

【6月21日開催!参加者募集中】Amazon Pay、pringから豪華講師が登壇!第2回 日本キャッシュレス化協会主催セミナー 日本再興戦略「キャッシュレスが創る未来」
日本でのキャッシュレス化をけん引するリーディングカンパニーであるアマゾンジャパン合同会社 Amazon Pay 事業本部 本部長 井野川 拓也氏と、株式会社pring(プリン) 代表取締役CEO 荻原 充彦氏をゲストスピーカーにお迎えし、日本のキャッシュレス化へ向けての具体的な取り組み、今後期待されるキャッシュレスジャパンの未来について、本協会専務理事の高木 純がモデレーターとして鋭く切り込みます。
引用元:https://www.sankeibiz.jp/business/news/180604/prl1806041034036-n1.htm

2018年8月29日

<いよいよ8/29より申し込み受付開始!>日本初、Amazon Pay…

<いよいよ8/29より申し込み受付開始!>日本初、Amazon Payスマートフォン決済が可能な実店舗向け決済システムを開発 ~店舗用タブレット端末の無料レンタル&決済手数料0%キャンペーンをスタート~
このほど、実店舗でのAmazon Payスマートフォン決済が可能な日本初の実店舗向け決済システムを開発いたしました。本サービスは、2018年8月29日よりニッポンペイ100%子会社のNIPPON Tablet株式会社(東京本社:東京都品川区、代表取締役社長:武田 知之、以下 ニッポンタブレット)のタブレット端末でのみ利用が可能となります。
引用元:https://www.sankeibiz.jp/business/news/180829/prl1808291204052-n1.htm

2018年9月25日

株式会社NIPPON PAYからNIPPON Platform株式会社へ社名を変更

YouTube 2018年9月25日 NIPPON PAYからPlatformへ 代表 高木純CEOプレゼン 東京六本木グランドハイアット

高木純CEOプレゼン

NIPPON Platform 代表取締役会長 高木純(中)

2018年11月12日

【資金調達実施のお知らせ】NIPPON Platformグループ、総額12億5,000万…

【資金調達実施のお知らせ】NIPPON Platformグループ、総額12億5,000万円超の資金調達を実施
日本をキャッシュレス化する」をミッションに掲げ、様々なキャッシュレスソリューションを提供するNIPPON Platform株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:高木 純、以下ニッポンプラットフォーム)や、中小個人商店を対象にキャッシュレス決済など多彩な機能を搭載したタブレット端末の無料レンタル事業を手掛けるNIPPON Tablet株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:武田 知之、以下ニッポンタブレット)等を擁するNIPPON Platformグループでは、このほど、個人投資家や事業会社およひ゛金融機関等から、第三者割当増資と金融機関からの融資により、総額約12億5,000万円超の資金調達を実施いたしました。
引用元:https://www.sankeibiz.jp/business/news/181112/prl1811120942009-n1.htm

2019年1月28日

―第5回一般社団法人日本キャッシュレス化協会主催特別セミナーのお知らせー

【2月12日開催 参加者募集中】第5回日本キャッシュレス化協会主催特別セミナー
「海外のキャッシュレス事情」と題しまして、日本で使える海外モバイル決済として中国に続く2カ国目になるシンガポールNETS社から、マーチャント・決済サービスの責任者であるAlvin Seck(アルヴィン セック)氏をお招きし、シンガポールの決済事情とNETSが取組む事業展望についてお話頂きます。次に、当協会の専務理事である高木が登壇します。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000040904.html

2019年1月31日

株式会社NIPPON Platformコース探索アプリ「grully」導入で、地域の活性化を加速!

~あなたの好きな地域や趣味を巡ることで地方創生をしませんか~
「地球上の静脈を強くする」をミッションに掲げる株式会社リバースプロジェクトネクストは「着いたら、すぐ楽しい!」をテーマに、日本全国の地域の魅力とこだわりのある趣味が楽しめる場所を共有し、新たな人の流れを創り出すコース探索アプリ「grully(グルリー)」を発表しました。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000040904.html

2019年2月1日

宗教法人平等寺 新しいアイディアで地域活性化に邁進

スマホ決済でおさい銭もカスタマイズ!
平等寺とともに地域のキャッシュレス化とお遍路を中心とした観光振興、地域経済の発展に貢献します。お賽銭のスマホ決済も、平等寺独自のカスタマイズを行なって頂き、より使いやすいものに進化しておりました。どのような場所で、どのように使うかのこれからが楽しみですね。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000040904.html

2019年2月9日

シンガポールNETS 経営幹部 Alvin Seck氏 ニッポンプラットフォーム…

シンガポールNETS 経営幹部 Alvin Seck氏 ニッポンプラットフォームとともに日本における事業展開を促進するため来日     
~シンガポール人に大人気の北海道で地域の要人に表敬訪問~

シンガポールNETS社 加盟店・決済サービスの責任者であるAlvin Seck Alvin Weng Kin氏の来日を機に、訪日シンガポール人の利便性向上と中小個人商店を含む地域のインバウンド対応を促進することになりました。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000040904.html

2019年2月12日

【KIX泉州国際マラソンでキャッシュレス】「9市4町物産展横丁エリア」QR…

【KIX泉州国際マラソンでキャッシュレス】「9市4町物産展横丁エリア」QRコード決済のトライアル実施!     
一般社団法人KIX泉州ツーリズムビューロー(理事長:竹山 修身)が主催する第26回KIX泉州国際マラソン 2019年2月17日(日)に開催に伴い、ゴール地点の「9市4町物産展横丁エリア」にて、キャッシュレスサービスのトライアルイベントに参加します。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000040904.html

2019年2月14日

NIPPON Platform株式会社一般社団法人NIPPON応援団【ニッポン応援団…

NIPPON Platform株式会社一般社団法人NIPPON応援団【ニッポン応援団 おみせ応援プロジェクト】全国各地でセミナー開催!セミナー開催希望も同時受付中!
「働きづらい人を働きやすく、生きづらい人を生きやすくする世界を創る」をミッションに掲げ、社会の課題解決に向け仕事と人財を創造する一般社団法人NIPPON応援団(東京都品川区、代表理事:青山 真実子、以下 ニッポン応援団)は、おみせ応援プロジェクトを推進させるため、全国各地でセミナーを開催します。
引用元:https://www.sankeibiz.jp/business/news/190215/prl1902151232081-n1.htm

2019年2月14日

ニッポンプラットフォーム、エン・ジャパンと業務提携

中小個人商店と地域人財を繋ぐ人財マッチングソリューションを提供!
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二、以下「エン・ジャパン」)と2019年3月18日に業務提携を致します。これによりニッポンプラットフォームが無償でレンタルするおみせ向けのタブレットにエン・ジャパンの無料のクラウド型採用支援システム「engage(エンゲージ)」を搭載する事で、中小個店が簡単に求人を出す事が可能となります。このソリューションにより、雇用が効率的に促進される事で、地域における生産力を高め、おみせの活性化ならび地域活性化に貢献して参りたいと思います。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000040904.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加